【感想】上橋菜穂子『獣の奏者 Ⅰ闘蛇編』
こんばんは。あがちゃんです。
2020年、大晦日です。長かったような、短かったような。基本的にぐだっていた一年でした。来年はそうダラダラとしてらんないので、頑張ります。
さて、今月最後のブログということで、今月の目標だった本の紹介をしなければなりません。
今回読んだ本はこちら。
久しぶりにファンタジーを読みました。物語の世界観に入り込んで最後まで一気に読んでしまいました。ファンタジー読むの楽しい!
獣の奏者は、僕が小学生の頃にEテレでアニメ化されていました。同じ年代の方は見ていた方も多いのではないでしょうか。僕も通して見てたはずなんですが、エリンの顔以外、内容はあまり覚えていませんでした。新鮮な気持ちで本を読めて良かったです。
一応、裏表紙に書かれているこの本のあらすじをコピペしておきます。
リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣医師を目指すが-。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!
引用して思いましたが、300ページ以上ある本の内容を、あの小さなスペースに収まるように、かつ買う人の興味を惹くようにまとめる技術って凄いですね。僕は絶対に出来ません。「リョザ神王国。」から始まるところに凄味を感じます。
話がそれました、戻ります。あらすじの通り、エリンが様々な問題に立ち向かっていく物語で、人種やら身分やらジェンダーやら複雑なテーマも含まれている作品ですが、そんな難しい話は置いといて、僕が一番印象に残ったのはエリンとジョウンが一緒に暮らしている場面です。
エリンは好奇心と知識欲のカタマリのような子で、これが知りたい、あれが知りたいといろいろなものに手を出します。ジョウンの持っている本を読んだり蜂に刺されてみたりなど。エリンは知りたいことに対してとにかくまっすぐなのです。
これがなんかいいなあと思いました。自分の中に新しい知識が入ってきて次はどんなことを知れるんだろうとワクワクしている感じに、こっちもワクワクさせられました。
僕は一応興味があること(歴史)についていろいろ知りたくて大学に入ったはずなのに、今となっては歴史楽しい!という気持ちよりも課題だるいなという気持ちの方が大きくなっているように思います。
エリンを見ていたら興味があることについて学ぶのは、本来もっと楽しいことなんだということに気づきました。
来年はやらなきゃいけない勉強に加えて、楽しい勉強もしていきたいなと思います。本読みます。
では、僕は紅白を見に戻ります。良いお年を!